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不思議の国のアリス リンク集

『不思議の国のアリス』(ふしぎのくにのアリス、Alice's Adventures in Wonderland )は、イギリスの数学者にして作家チャールズ・ラトウィッジ・ドジソンが、ルイス・キャロルの筆名で1865年に出版した児童文学である。この作品では、白うさぎの縦穴を通り抜けて、人間の言葉を喋る動物や人間のようなトランプの札が住むファンタジーの世界へ落ち込んだ、アリスという名前の少女の物語が語られる。 『不思議の国のアリス』の本文には、ドジソンと友人たちに関わる逸話や、イギリスの学童が暗記させられる授業を風刺した引喩が数多く含まれている。不思議の国の論理で演じられる物語は、世界中の大勢の子供達と、同じく大勢の大人達の間で親しまれ続けてきた。 本書の原題の直訳は、『不思議の国でのアリスの冒険』となるが、日本では後述するように『不思議の国のアリス』の訳題で知られている。英語でも、しばしば省略形であるAlice in Wonderlandの題名が使われる。この略題は近年の本作品の映画化などによって、広く用いられるようになった。 本書には『鏡の国のアリス』(Through the Looking-Glass, and What Alice Found There)と題された続編があり、両編の要素を組み合わせた映像化が何度も行われている。 一説によれば、聖書の次に世界中で読まれている本である。[1]

『不思議の国のアリス』は、作者チャールズ・ラトウィッジ・ドジソンと友人ロビンソン・ダックワースが、三人の少女たちと一緒にテムズ川をボートで遡っていた時から丁度3年後にあたる、1865年7月4日に出版された。三人の少女たちとは、 * ロリーナ・シャーロット・リデル(Lorina Charlotte Liddell - 13歳・本編序詩「黄金色の昼下がりに」の「一の姫(Prima)」) * アリス・プレザンス・リデル(Alice Pleasance Liddell(en) - 10歳・「二の姫(Secunda)」) * イーディス・メアリ・リデル(Edith Mary Liddell - 8歳・「三の姫(Tertia)」) である。 アリス・リデル(当時7歳)チャールズ・ドジソン撮影(1860) この行程は、イングランド、オックスフォード近郊のフォーリー橋から始まり、5マイル離れたゴッドストウ村で終わった。旅路の途中でドジソンは、アリスという名前の女の子の冒険の物語を即興で少女たちに語って聞かせた。 この物語は、少女たちのお気に入りとなり、アリス・リデルは自分のために物語を書き留めてくれるようドジソンにせがんだ。遂にドジソンは物語を文章にまとめて、1863年2月に『地底の国のアリスの冒険』(Alice's Adventures Under Ground) の最初の原稿を書きあげた。ドジソンが挿絵を添えたより精巧な肉筆写本を制作し、1864年11月26日にクリスマスプレゼントとしてアリスに寄贈した際に、このオリジナル原稿はドジソン自身により破棄されたようである(マーティン・ガードナー、1965年)。 『地底の国のアリスの冒険』大英博物館蔵 更にドジソンは、彼の友人にして助言者であり、子供たちから愛されていたジョージ・マクドナルドに『地底の国のアリスの冒険』の未完成原稿を送っていた。マクドナルドの提言により、ドジソンは『アリス』を出版社に送るという決断を下した。ドジソンはチェシャ猫やキ印のお茶会の挿話等を書き足すことにより、18,000語の原稿を35,000語に加筆した。1865年に、ドジソンの手による物語は、ルイス・キャロル筆による『不思議の国のアリス』として、ジョン・テニエルの挿絵を伴って出版された。最初に印刷された2,000部は、テニエルが印刷の品質に難色を示したために回収された。しかし、(1866年の日付が奥付されているが)同年の12月に出版された新版が早急に印刷された。 アリスの完全版は速やかに売り切れた。『アリス』は、出版界における一大事件であり、子供たちと同様に大人たちからも愛好され、それ以来、途切れることなく版が重ね続けられている。現在の『不思議の国のアリス』には100版以上の版が存在し、無数の舞台化や映像化(映像化作品の項目を参照)がおこなわれている。

お姉さんと一緒のピクニックの間、アリスという名前の女の子は退屈しどおしです。外套に身をつつんで「遅れちまった!」とつぶやいている白うさぎに興味をひかれたアリスは、白うさぎを追いかけて穴の中に飛び込みます。アリスはパラドクスと不条理と非現実の、地下世界の夢の中へと落っこちてしまいます。白うさぎを追いかけようとしているうちに、アリスは幾つもの災難に出くわします。アリスは巨人のように大きくなったり、半分の身長に縮んでしまったり、アリスの涙で立ち往生した動物たちと出会ったり、白うさぎの家にはまり込んでしまったり、仔ブタに変わる赤ん坊や消える猫を見つけたり、いつまでも終わらないお茶会に参加したり、人間そっくりのトランプの札とクロケーをしたり、海岸ではさらにグリフォンと代用海ガメたちに会ったり、タルトを盗んだと告発されたハートのジャックの裁判に加わったりします。そして最後に、アリスはお姉さんのいる木の下で目をさますのでした。

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